qmail-send

deliver mail messages from the queue
キューにあるメール・メッセージを配送する

書式

qmail-send

説明

qmail-send handles messages placed into the outgoing queue by qmail-queue.
qmail-send は qmail-queue によって送信キューに置かれたメールを処理します.

It uses qmail-lspawn to deliver messages to local recipients and qmail-rspawn to deliver messages to remote recipients.
ローカルの受取人へメッセージを配送する場合は qmail-lspawn を,リモートの受取人にメッセージを配達する場合は qmail-rspawn を使用します.

If a message is temporarily undeliverable to one or more addresses, qmail-send leaves it in the queue and tries the addresses again later.
メッセージを1つ以上のアドレスへ一時的に配送出来ない場合,qmail-send はそのメッセージをキューに残し,また再びその後でそのアドレスの配送を試みます.

qmail-send prints a readable record of its activities to descriptor 0.
qmail-send はディスクリプタ 0番に動作状態を記録します.

It writes commands to qmail-lspawn, qmail-rspawn, and qmail-clean on descriptors 1, 3, and 5, and reads responses from descriptors 2, 4, and 6.
qmail-lspawn,qmail-rspawn,qmail-clean に対して,それぞれ ディスクリプタ 1,3,5番に書き,ディスクリプタ2,4,6番から応答を読みます.

qmail-send is responsible for avoiding deadlock.
デッドロックの回避には qmail-send が責任を持ちます.

If qmail-send receives a TERM signal, it will exit cleanly, after waiting (possibly more than a minute) for current delivery attempts to finish.
qmail-send が TERM シグナルを受けた,現在の配送が終了するのを待った後(おそらく1分以上),綺麗に停止します.

If qmail-send receives an ALRM signal, it will reschedule every message in the queue for immediate delivery.
qmail-send が ALRM シグナルを受け取った場合,現在キューにあるメッセージをすぐに配送する様に計画を立て直します.

制御ファイル

WARNING: qmail-send reads its control files only when it starts.
警告: qmail-send が制御ファイルを読み込むのは起動時だけです.

If you change the control files, you must stop and restart qmail-send.
制御ファイルを変更した場合、qmail-sendを一度停止させ,再度起動する必要があります.

Exception: If qmail-send receives a HUP signal, it will reread locals and virtualdomains.
例外: qmail-send が HUP シグナルを受けた場合は,locals と virtualdomains を再度読み込みます.

  • bouncefrom
    初期値:[MAILER-DAEMON]
    概要:バウンスメールの際の差し戻し(MAIL FROM:)名
    詳細:Bounce username. Default: MAILER-DAEMON.
    差戻しの際のユーザ名.デフォルトは MAILER-DAEMON.
  • bouncehost
    初期値:[me]
    概要:バウンスメールの際の差戻しホスト名
    詳細:バウンスホスト.
    デフォルトはme,もし me 及び bouncehost が無い場合 bouncehost という文字列が使用されます.ただし,この文字列はあなたが望むものでないでしょう.
    メッセージが恒久的に配送できない場合,qmail-send はメッセージの表書き送信者( envalope sender ) に single bounce 通知を送ります.
    表書き送信者( envalope sender ) が空の場合の通知は bouncefrom@bouncehost になります.
  • concurrencylocal
    初期値:[10]
    概要:ローカル配送を同時に行う最大数
    書式:一行に0 から 120 までの数字
    詳細:ローカル配送を同時に行う最大数を指定します.
    デフォルトは10.
    0の場合は,リモート配送をしません.最大で指定できる値は,コンパイル時に 120 に制限されています.
  • concurrencyremote
    初期値:[20]
    概要:リモート配送を同時に行う最大数
    書式:一行に0 から 120 までの数字
    詳細:リモート配送を同時に行う最大数を指定します.
    デフォルトは20.
    0 の場合は,リモート配送をしません.最大で指定できる値は,コンパイル時に 120 に制限されています.
  • doublebouncehost
    初期値:[me]
    概要:2重バウンスホスト名
    詳細:2重バウンスのホスト名を指定します.
    Default:デフォルトはme.もし,me 及び doublebouncehost が無い場合 doublebouncehost という文字列が使用されます.ただし,この文字列はあなたが望むものでないでしょう.
  • doublebounceto
    初期値:[postmaster]
    概要:2重バウンスを受け取るユーザ
    詳細:2重バウンスを受け取るユーザを指定します.
    デフォルトは postmaster です.
    シングルバウンスが恒久的に配送出来ない場合,qmail-send はdoublebounceto@doublebouncehost に2重バウンス通知を送ります.
    (もしもその通知が返送される場合,qmail-send はあきらめます.)
  • envnoathost
    初期値:[me]
    概要:ホスト部分を省略したアドレスのホスト(ドメイン)名
    詳細:me 又は envnoathost が無い場合 envnoathost という文字列が使用されます.ただし,この文字列はあなたが望むものでないでしょう.
  • locals
    初期値:[me]
    概要:ローカルで処理すべきドメイン名の一覧
    書式:一行に1つのドメイン名
    詳細:ファイルもしくは中身が無い場合は me が使用される.
    me, locals が無い場合は qmail-send は起動されない.
    user@domainname というアドレスは domainnamelocals の中にある場合に,ローカルで処理する物と判断される.
  • percenthack
    初期値:[無し]
    概要:パーセントハックを適用するドメイン名の一覧
    書式:一行に1つのドメイン名
    詳細:ドメイン名が percenthack の一覧にある場合,user%fqdn@domain という形式のすべてのアドレスが user@fqdnとして書き換えられます.
    ユーザは % を含む事が出来,この場合,パーセントハックは繰り返して適用されます.
    qmail-send は locals の処理の前にパーセントハックの処理を行います.
  • queuelifetime
    初期値:[604800]
    概要:メッセージがキューに滞在出来る時間
    書式:一行で0以上の秒数
    詳細:メッセージがキューに滞在出来る時間を秒数で指定して下さい.
    この期間が終了した後,qmail-send はもう一度メッセージの配送を試しますが,今度は一時的な配送エラーも恒久的な配送エラーとして処理します.
  • virtualdomains
    初期値:[無し]
    概要:仮想ユーザ又は仮想ドメインの一覧
    書式:一行に1つのユーザ又はドメイン名
    詳細:仮想ユーザ ( Virtual User ) は余分な空白を含めず user@domain:prepend の形式で記述します.qmail-send は受信アドレスが user@domain のメールを受けた時,prepend-user@domain に変換し,ローカルで処理すべき物として扱います.
    仮想ドメイン ( Virtual Domain ) は余分な空白を含めず domain:prepend の形式を持ち,domain の全てのアドレスに適用されます.
    例えば次の場合
    nowhere.mil:joe-foo
    という行が virtualdomains に記述されていた場合,info@nowhere.mil 宛てのメッセージが到着した場合,qmail-send は受信者アドレスを joe-foo-info@nowhere.mil に書き換え,メッセージをローカルで処理します.
    virtualdomains はワイルドカードを含む事が出来ます.
    .fax:uucp-fax
    :alias-catchall
    .nowhere.mil:joe-foo-host
    virtualdomains には例外が許されます.prepend 部分が空の場合は,ドメインが仮想ドメインでは無い事を意味します.
    qmail-send は virtualdomains を locals の後で処理します.ドメインが locals に無い場合は virtualdomains は適用されません.

Hiroyuki Seino http://www.seichan.org/ http://www.seichan.org/blog/
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