VMware vSphere – ESXi のアップデート・アップグレード – CD-ROM 経由

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本記事では CD-ROM を使用した ESXi のアップデート・アップグレードの方法を紹介します.

Lifecycle Manager (旧 Update Manager) を利用してアップデートする方法は「VMware vSphere – ESXi のアップデート・アップグレード – Life Cycle Manager 経由」で紹介しています.

本手順は基本的には Lifecycle Manager を用いたアップデートを行うことを推奨します.インターネットに抜けられず,メーカーがリリースしたバージョンでメンテを行う場合.などのシチュエーションで利用することをお勧めします.

VMware vSphere – ESXi のアップデート・アップグレード – CD-ROM 経由

先にも述べましたが通常は Lifecycle Manager を利用したアップデートを推奨します.Lifecycle Manager が利用できないシチュエーションの際に CD-ROM / ISO イメージを用いた vSphere ESXi のアップデートを行います.

メンテナンスモードへの移行,シャットダウン

アップデートする ESXi ホストを選択して右クリックでメニューを表示して「メンテナンスモード」-「メンテナンスモードへの切り替え」をクリックします.

「メンテナンスモードへの切り替え」画面が表示されますので「OK」をクリックします.

メンテナンスモードに移行したら再度該当ホストを右クリックしてメニューを表示して「電源」-「シャットダウン」をクリックします.

「ホストのシャットダウン」画面にてシャットダウンの理由を入力して「OK」をクリックします.

シャットダウンされたことを確認します.

CD-ROM を用いたアップデート

サーバーに CD-ROM を挿入または,ISO イメージをマウントしてサーバーを起動します.

「Loading ESXi installer」と表示されていることで CD-ROM から起動していることが確認できます.

インストーラーが起動しますので「Enter」を押して次へ進みます.

「使用許諾契約書」が表示されますので確認して「F11」キーを押して次へ進みます.

サーバーに搭載されているディスクのスキャンが行われますので待ちましょう.

サーバーに搭載されているディスクの一覧が表示されます.今回は「Local」に1つだけ搭載されています.
ESXi がインストールされているディスクを選択して「Enter」を押して次へ進みます.

選択されたディスクのパーティション情報のスキャンが行われますので待ちましょう.

ESXi がインストールされていることが判明した場合,このように「Upgrade」なのか「Install」なのか選択する画面が表示されます.
「Upgrade」を選択して「Enter」を押します.

「Confirm Upgrade」と表示されたことを確認して「F11」を押して次へ進みます.

アップデートが開始されますので完了するまで待ちます.

「Upgrade Complete」とアップデートが完了したことを示す画面に切り替わります.「Enter」を押して再起動を行いましょう.

「Rebooting Server」と再起動が行われている旨表示されます.

再起動が行われ「Loading VMware ESXi」とローカルディスクから起動されていることを確認します.

起動が完了し,このような画面が表示されることを確認します.

以上でアップデートは完了です.

メンテナンスモードの解除

vCenter Server より,アップデートを行ったホストを選択,右クリックでメニューを表示して「メンテナンスモード」-「メンテナンスモードの終了」をクリックします.

メンテナンスモードが解除され,エラー・アラームが表示されないことを確認しましょう.

以上で CD-ROM を用いたアップデートの解説を終えます.

先にも何度も述べていますが,Lifecycle Manager を用いたアップデートをお勧めします.
Lifecycle Manager の場合,vCenter Server のみで完結できること,アップデート状態をクラスターで統一出来ていることが視覚的にわかりやすいことなどメリットが大きいためです.

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