昨年末に「確定拠出年金，企業型の拠出限度額が引き上げに」という記事を書いたのですが，2014年6月18日の閣議決定にて限度額引き上げが確定しました．
日経新聞も「掛け金上限、５万5000円に引き上げ閣議決定 確定拠出年金」にて記事にしています．
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加入者ごとの運用成績に応じて受け取る年金額が変わる企業型の確定拠出年金について、毎月の掛け金の上限を10月に引き上げる政令を閣議決定した。通常は５万1000円から５万5000円に、他の企業年金と組み合わせる場合は２万5500円から２万7500円に上がる。国民の老後の生活を充実させる狙い。
—- 引用 —-
引き上げ額は企業年金との組み合わせの場合，2,000円だけではありますが年間で考えると24,000円と決して小さくありません．
同様に組み合わせが無い場合は4,000円ですので，年間は48,000円とこちらも大きな増額となりました．
記事を良く読んで頂くとわかるとおり，今回の引き上げは「企業型のみ」となっています．個人型が含まれないのはあまり加入者数が多くない為なのか，現在の上限68,000円が最大と考えているのかどちらでしょうか…
また，新聞では無く，一次ソースを確認しなきゃと思って色々検索してみました．
まず，首相官邸のサイトの閣議案件一覧の「平成26年6月13日（金）定例閣議案件」に記載がありました．
政令の「確定拠出年金法施行令及び公的年金制度の健全性及び信頼性の確保のための厚生年金保険法等の一部を改正する法律の施行に伴う経過措置に関する政令の一部を改正する政令（決定)」というところですね．
そして決定した内容は官報を通じて公告されますので，官報を見てみると、こちらもありました．
平成26年６月18日付（号外 第136号）に上述の政令「確定拠出年金法施行令及び公的年金制度の健全性及び信頼性の確保のための厚生年金保険法等の一部を改正する法律の施行に伴う経過措置に関する政令の一部を改正する政令（二一四）」が掲載されています．
政令第二百十四号の第一条に次の一文がありましたので，これが一次ソースになりますね．
—- 引用 —-
確定拠出年金法施行令（平成十三年政令第二百四十八号）の一部を次のように改正する。
第十一条第一号中「五万千円」を「五万五千円」に改め、同条第二号中「二万五千五百円」を「二万七千五百円」に改める。
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附則にも記載がありますが，平成26年(2014年)10月1日に施行されます．もちろん最大限活用するつもりなのですが，手続きがいるのかどうか確認しておかなければならないですね．
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