FreeBSD 6.0 を VMWare に入れてみた.
現在使っている 5-STABLE のマシンの OS をアップグレードしたいので,予行演習として,5-STABLE から,6.0-RELEASE に make world してみる事に.
まず,5.4-RELEASE をインストール.cvsup でタグを RELENG_6_0_0_RELEASE に指定して,cvsup.
make buildworld, make buildkernel, make installkernel と,通常どおりのやり方でやっていく.
/usr/src/Makefile に,make installkernel.debug という文字があったので,「デバッグカーネルも入れとくか」のノリでインストール.
reboot 後,kernel 見つかんねーよ.と言われた為,手で kernel.debug を指定してやった.
# 通常のカーネルとデバッグカーネルの両方のインストールは出来ない?
後はお決まりの如く,シングルユーザでブートして,mergemaster -p, make installworld, mergemaster と進んでいく.
/etc 以下は,結構変更があった.でも,/etc/rc.conf と,sshd_config 位を注意しておけば問題なさそう.
これらを終えて,reboot.
普通にブートして,普通に使えた.5-系と 6-系の違いが少ない為,面倒無くアップグレード出来る事を確認.
で,違いはというと…
kernel module の数が全然違う.ATA 周りも kernel module 化されているようだ.
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ata.ko*
atacard.ko*
atadisk.ko*
ataisa.ko*
atapci.ko*
atapicam.ko*
atapicd.ko*
atapifd.ko*
atapist.ko*
ataraid.ko*
——
無線LAN 関係も増えている.ついでに,サポートしている無線LAN デバイスも増えているようだ.
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wlan_acl.ko*
wlan_ccmp.ko*
wlan_tkip.ko*
wlan_wep.ko*
wlan_xauth.ko*
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ACPI も,富士通,IBM, Sony が増えていた.
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acpi_fujitsu.ko*
acpi_ibm.ko*
acpi_sony.ko*
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geom_eli.ko,GEOM 関係の目玉はコレかな.ディスクの暗号化の為のモジュールの様だ.名前が日本人的にヤバイ気がする(汗) だって,下痢…
/sys/i386/conf 以下に,DEFAULTS が登場した.コレは,kernel compile の際の定義のデフォルト値を入れるのに使うようだ.
後は… /usr/share/examples/etc/make.conf を見た所,CPUTYPE のデフォルト値が pentium3 に変わっていた.
おおっと.sysinstall の場所が,/stand では無く,/usr/sbin に変わっていた.
とりあえず,こんなもんかねぇ〜.見た感じ,Note PC にはヨサゲな変更が色々あるようだ.cpufreq とか.
# cpufreq 自体は,5-系にバックポートされたケド,その周りの部分を考えると 6-系の方がよさそう.
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