SORBS

家のサーバはADSL接続で,Reset.jp というプロバイダを利用して接続しています.
FreeBSD 5-STABLE で user-ppp + ppp-nat + ipfw という構成で NAT(NAPT)及びフィルタリングを行っています.
IP アドレスは固定オプションを申し込んであるので,固定です.何度つなぎなおしても変わる事はありません.
と.特段のネタも無いはずの構成ですが,あるドメインへメールが送れないという事がおこっています.その相手のサーバは,RBL を利用して SPAM をブロックしています.RBL とは Realtime Blackhole List の事で,SPAM の温床となっているサーバの IPアドレスやドメイン名をデータベース化した物です.
どうやら,RBL の一種の SORBS に私の管理しているサーバのIPアドレスがリストされているようです.私は qmail + ucspi-tcp + daemontools という DJB ウェアでメールまわりを固めており,オープンリレー状態は一度もありません.
SORBS の Webサイトより,ブロックしているか,そうでないかをチェック出来るのですが,どうやら私のIPアドレスが含まれているネットワークすべてをブロックしています.
理由は,DynamicIP アドレス地帯だから.と言う事です.
先にも書いた様に,私の管理しているサーバに振られているアドレスは Dynamic ではなく Static です.オープンリレー状態でもありません.SPAM の温床になる事はないのです.
さて,これを解除しようと試みましたが,どうやら一筋縄では行かないようです.この RBL データベースから削除してもらう為には料金が発生するようです.一種の罰金みたいな感じですかね?
私は自分のミスで登録された訳ではないので,この制度は許せませんし何よりそんなお金はありません.
さらに,正引きと逆引きの名前が違う状態で登録された場合,絶対に解除はされないそうです.と言う事はレンタルサーバの VirtualDomain 状態なドメインはどんどん拒否されると言う事になります.
仕事で利用するサーバには組み込めない仕様だと言えます.
業として RBL をサービスする事は良いのですが,上記の様なポリシーは如何なものかと思います.
VirtualDomain な利用形態はどんどん増えています.これは日本に限った事ではありません.エンドユーザが増え,サーバ管理が出来なくともオリジナルドメインのWebサイトやメールアカウントが持てるサービスというのは世界中であるサービスです.
この様な利用形態を拒絶する RBL データベースは利用すべきではないでしょう.
最後になりますが,私が取った今回の逃げとして,特定ドメイン宛てのメールは接続先のプロバイダのサーバに投げるという解決方法を取りました.
私が利用しているプロバイダではこの方法が使えましたが,いつ使えなくなってもおかしくはありません.
その場合はどうしたら良いでしょうか?

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